かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

ワタシ発信vsカレ発信

女性が気にすることの1つに、
発信が自分からなのか、彼からなのか、
ということがある。


デートのお誘い、電話、LINEなどなど
常に自分から(ワタシ発信)の場合。


彼は会いたくないのではないか、
声を聞きたいとは思わないのか、
繋がっていたくないのだろうか、
とモヤモヤした気持ちが涌き上がってくる。


それが高じると、
「彼は私が思うほど、
私のことを思ってくれていないに違いない」
という負の感情に取り付かれてしまう。



私もトシと付き合い始めてすぐの頃は、
ワタシ発信vsカレ発信の割合が気になった。


幸い、トシは男性にしてはマメな方だし、
付き合い始めのテンション高めの頃は特に
頻繁に連絡をくれていた。


最初の1ヶ月くらいは、トシ発信が8割、
私発信が2割くらいだっただろうか。



二人の関係が落ち着いてくるにつれ、
この割合は徐々に変化していく。


電話はトシが空いた時間にかけてきてくれるので
9割方トシ発信だ。


デートのお誘いは、トシ8割、私2割くらい。


だがLINEに関しては今では全く逆転し、
私発信8割、トシ発信2割くらいだ。


いや、ヘタしたら私が9割かも…?!



でも、私はそれが全く気にならない。


理由の1つは、
「どちらが発信するか=愛情のバロメーター」
とは思っていないから。


時間に余裕のある方、
あるいは携帯を触れる環境にある方が
LINEし易いのだから
ワタシ発信が多くなるのは当然だろう。


それに、男性は女性ほど
言葉に重きを置いていないようだし、
しょっちゅう繋がっていたいという願望も低め。
(当然、個人差はある。)


だから、どうしても女性の方が
LINEする回数が増えるのだと思う。



もう1つは、ある程度関係が落ち着いてくると
役割分担のようなものが
でき上がって来るのが自然だと思うから。


役割と言うと語弊があるかもしれないが、
要するに自然に決まっている行動パターンのようなものだ。


付き合っている相手だけでなく、
友人関係、家族関係を見てみると、よりわかり易い。


計画を立てるのは自分、
連絡をしてくるのは○○さん、
揉め事が起きたとき仲裁するのは××。


などと、ある程度パターンが決まっている。


各自がそれを負担に思わず、
自然に自分の役割をこなしている関係が
一番居心地がいいのではないだろうか。



付き合っている相手に対しても同じ。


電話は彼から、デートに誘うのは半々、
LINEで朝晩の挨拶を入れるのは私。
とある程度パターンが決まってくる。


それは愛情云々ではなく、
そうすることがお互いにとって自然で心地いいから
なのだと思う。



私ばっかり…、
といじけるのは、とっても勿体ない。


LINEをしたければ、したい方がすればいい。


既読マークが、
相手が気持ちを受け入れたというサインなのだから。


電話をしたければ、したい方がすればいい。


声を聞けて嬉しいのは、お互いなのだから。


会いたければ、素直に誘えばいい。


都合が付くかどうかは別として、
断らない限りそれが相手の愛情なのだから。

愛に関する一考察〜バレンタインに寄せて〜

今日はバレンタインデー。


日本では女性から男性に愛を告白する日、
となっている。


しかし元々は、男女関係なく、
愛する人に自分の想いを伝える日だ。



そこで、バレンタインにちなんで
「愛」とは何か?について考えてみたいと思う。


ただ、愛全般となると家族愛、友愛、人類愛
と幅は無限に広がってしまうので、
今回は男女の愛に絞ることにしよう。



男女の愛と言えば、「恋愛」という形式が一番だ。


この言葉には「愛」も「恋」も使われているが、
その違いは一体なんだろう?


ネットで「愛 恋 違い」と入れると
実に様々な記事が出て来る。


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「恋」とは自分が受け取るもので、
「愛」とは自分が与えるものだと思います。


つまり、ドキドキしたり、やる気になったり、
頼ったり、愛されたり、守ってもらったり、
「彼に○○してほしい」
「彼が○○してくれるからうれしい」
と思うことが恋。


一方で、相手に何かしてもらえなくも、
自分から何かしてあげたいと思うことが愛。


相手が存在しているだけで幸福に感じて、
こんこんとエネルギーがわいてきて、
自分から与えたくなるのが愛でしょう。


「恋」を「愛」に育てるためには、
時間の経過や深さが大事です。


恋と愛、どちらか片方だけしかない関係だと、
一方通行で長続きしません。


与え・与えられる相互関係になってこそ、
長続きするのです。


つまり、恋を愛に育てる方法とは、
誰かと長く、深くかかわること。


そして、愛情が芽生えてからも恋心があると、
愛も長続きするのです。


恋と愛の違いとは? 専門家が教える「恋を愛に育てる方法」|「マイナビウーマン」


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「恋」は自分が受け取るもので
「愛」は自分が与えるもの。


確かに、恋をしてすぐの頃は
相手が何をしてくれるか、何を言ってくれるかが
一番の関心であり、
相手の言動で一喜一憂してしまう。


お互いがそういう状態の時期は、
連絡も密に取るし、
顔を見れば好き好き♪と言い合ったりもするだろう。


いわゆる、バッカップルな時期、とも言えるかも!?



それはそれで、楽しいし貴重な時間だ。


しかし、その状態が永遠に続くことは
あり得ない。


次第に気持ちが落ち着き、
始終連絡を取り合ったり好きだと言い合わなくても
お互いの気持ちを疑うことはなくなる。


「相手が存在しているだけで幸福に感じて、
こんこんとエネルギーがわいてきて、
自分から与えたくなる」


まさにこれが、愛し合っている状態なのだろう。



この定義で言うと、
私は恐らく「恋」から「愛」への過渡期にあると思う。


トシの気持ちを疑うことは全くないし、
自分ばかりが好きだと僻む気持ちもない。


トシが私といることで幸せでいてくれることが
私の喜びだと思える。



だが一方で、
やはり言葉で愛情を表現して欲しいときもあるし、
会わなくても平気、とまでは思えない。


割合で言ったら、「恋」40%「愛」60%くらい。


男女間の恋愛の理想は
「恋」10%「愛」90%程度だろうか。


トシは既にこのレベルに到達しているのだと思う。


お互いがその域にまで達することができたら
穏やかで終わることのない絆が結べるはずだ。



他にも、こんな興味深い記事も。


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<恋と愛の違いがよくわかる名言>


「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの」


(美輪明宏)



「愛する。それはお互いに見つめ合うことではなく、
一緒に同じ方向を見つめることである」


(『星の王子様』で有名なフランスの作家、
サン=テグジュペリ)



「愛とは相手に変わることを要求せず、
相手をありのままに受け入れることだ」


(イタリアの劇作家、ディエゴ・ファブリ)



「真の愛は、相手を自由にこそすれ、
不自由にするものではない」


(『置かれた場所で咲きなさい』などの著作がある
カトリック修道女、渡辺和子)



「愛とは信頼。人を愛するときは完全に信じること」


(マリリン・モンロー)



「事情が変われば己も変わるような愛、
相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、
そんな愛は愛ではない」


(シェイクスピア)


恋と愛の違い診断!「恋と愛の違いがよくわかる」名言5選!それは恋?愛? - Menjoy! メンジョイ


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どれも深く頷かされる名言ばかりだ。


元記事にはそれぞれの解説も書かれており、
そちらも非常に納得できる内容になっている。



最後にもう1つ。


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1.精神的に不安定なのが恋、安定しているのが愛


2.失うことがあるのが恋、ないのが愛


3.自分本位なのが恋、相手本位なのが愛


4.視野が狭くなるのが恋、広いのが愛


5.二人の距離をゼロにしたいと願うのが恋、
一定の距離を保とうとするのが愛


恋と愛との違い。恋愛の心理を知ろう


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こちらも元記事には詳しい内容が書かれているので
「恋」と「愛」の違いに興味のある方にはオススメ。



来年のバレンタインには、
私の中で「愛」がより育っているよう、
日々これらの言葉を思い出そうと思う。

空気のような存在

この間のデートの時のこと。


ベッドの上で熱いひとときを過ごした後、
いつものようにお互いの温もりを感じながら
ウトウトと微睡む。



いつもはトシが先に目を覚ますことが多いのだが、
今回は小1時間ほどして私の方が先に起きた。


気持ち良さそうに眠っているトシを起さないよう
そっとベッドから抜け出し、
ソファに移動して持参した本を開く。


静かな部屋の中で唯一聞こえる
トシの穏やかな寝息をBGMに
大好きな本の世界へ。



T:「あ〜、よく寝た!」


ほどなく、トシが目を覚ました。


本を閉じて、再びトシの横に潜り込む。



T:「オレさ、結構神経質なところがあって
誰かが隣にいたら絶対熟睡できないんだ。


だから、家でも寝室は一人だし、
仲間と旅行してもできるだけ1人部屋にしてもらう。


だけど、かすみとだと、なぜかよく眠れるんだよね。」


K:「よかった♪


それだけトシがリラックスできてる、ってことでしょ?」


T:「うん、かすみの前ではこれ以上ないってくらい
リラックスし切ってる。


何にも気を遣わなくていいし、
ホントに居心地いい。


かすみはオレにとって、空気のような存在だよ。」



トシの言葉を聞いて嬉しくなると同時に、
ちょっとだけ疑問もわいて来る。


K:「空気のようなって…。
存在感ないってこと?!」


T:「オレにしたら、
空気のような存在って理想だよ。


側にいても全然気にならなくて、
そこにいるのが当たり前で。


そういう存在でなくちゃ、
一生続けられるとは思わない。」


K:「そうなの?」


T:「大概の男は、
最初は刺激を求めるかもしれないけど、
安定して来たら安らぎを求めるものなんだ。


特に極限まで神経を使うような仕事をしていると
一緒にいることが気にならない、
リラックスできる相手は本当に貴重なんだよ。


例えば将来かすみとオレが
一緒に暮らすようになったら、
同じ部屋にいるんだけど、
お互い別々のことをしてて。


ふと目を上げるとそこにかすみがいる、
っていうのがオレの理想。」


K:「でも、トシがあまりに何かに没頭してたら、
私、構って欲しくて
周りをグルグル回っちゃうかも?!」


T:「そしたら『ハウス!』って
部屋の隅を指差すから(笑)」


K:「なによ〜!
それじゃ、犬じゃない!」



膨れっ面をする私を見て大笑いした後で
優しく抱きしめながらトシが耳元で囁いた。


T:「空気のような存在ってことは、
かすみなしじゃ、オレは生きていけない、
ってことなんだよ。」


それならトシも、
私にとって空気のような存在だ。


それだけでなく、水であり、食べ物であり、
太陽の光でもあり。


お互いがお互いにとって
必要不可欠な存在だとしたら
この絆は永遠なんだと思う。