笑顔までのカウントダウン
年度末で今月は文字通り
一日も休みがないトシ。
昼は作業、夜は事務仕事と
一日18時間くらい働いているようだ。
激務の合間を縫って
LINEや電話を入れてくれるだけでも
奇跡的だと思う。
当然、デートする余裕はゼロ。
先月の最初に会ったっきり、
1ヶ月半ほど会えない日が続いている。
寂しくないと言ったら嘘になるけれど、
今私がダダをこねたところで
トシを困らせてしまうだけだ。
仕事以外に使う時間が取れたら、
必ず真っ先に私に連絡してくれるはず。
そう信じて、気長に待つことにした。
そんな矢先、先週末トシから
T:「かすみの来週の予定、教えて」
とLINEが。
K:「水、金は一日フリーだよ♪
火、木はお昼間は空いてる」
と早速返事をした。
これはきっと、
デートのお誘いが近々あるはず!
ワクワクしながら待っていると、
月曜日の夜
T:「金曜日、まだ空いてる?
昼間、時間が作れそうだから
かすみが大丈夫なら会おう」
やった〜!!!
LINEを開いて読んだ瞬間、
思わず声を出してしまいそうなくらい
嬉しかった。
1ヶ月半ぶりだから、
当然お部屋でお篭もりデート。
そこは何も言わなくても、
お互いがお互いの温もりを
求め合っていることが分かるから。
一分一秒を惜しんでくっついていたいので、
外食している時間すらもったいない。
それに、忙しくてまともに食べていないだろうトシに
少しでも栄養のあるものを食べてもらいたいから、
昼食は私が作って持って行く。
デートが決まった瞬間からメニューを考え始め、
仕込みの段取りをシュミレーションする。
前日の今日は、着て行くものも決めないと!
これもデートのお誘いがあるかも?という段階から、
何となくこれにしようか、あれもいいかも、
と候補は考えていた。
今日は実際にその候補を着てみて、
最終的にどれにするかを選ぶつもり。
お部屋デートだから、
殆ど服を着ている時間はないのだけれど(笑)
それでも、会った瞬間に
今の私の一番をトシに見てもらいたい、
と思うのも、恋する乙女心ゆえだろう。
身体のお手入れももちろん、
忘れてはならない重要ポイント。
今夜は発汗作用のある入浴剤を入れて
ゆっくりとお風呂に入ろう。
全身をスクラブで磨いたところに
ボディクリームをたっぷり塗ってスベスベに。
髪の毛のトリートメントもしなくちゃいけないし、
もちろん、ムダ毛の処理は必須。
お風呂上がりには、とっておきのシートマスクをしながら
ペディキュアも塗り直そう。
こうしてデートの前にアレコレ考えている時間が、
本当に幸せ。
当日が近づくにつれて心がウキウキし、
何をしていても楽しい。
家事もいつも以上に捗るから不思議だ(笑)
明日の今頃は、満面の笑顔で私を待つ
トシの腕の中にいるはず。
そう想像しながらカウントダウンする一瞬一瞬もまた、
かけがえのない大切な宝物。
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