笑いの効果
先日、副業のために調べ物をしているときに
『笑いの効果』についての文献をいくつか読んだ。
『笑う門には福来る』ということわざがあるが、
実際に笑いは幸福をもたらす効果がある、ということが
多くの研究で明らかになってきているようだ。
笑いが身体に及ぼす効果はいくつかあるが、
・ストレスを軽減させる
・脳機能が活性化する
・免疫機能が活性化する
あたりが代表的だろうか。
この中で、免疫機能が活性化するのは、
笑うことでリンパの流れがよくなるから、
ということが最近の研究で解明されたようだ。
笑うと、通常の10〜15倍のスピードで
リンパが流れ、
リンパ中のT細胞やB細胞、NK細胞が増加する。
中でもナチュラルキラー細胞と呼ばれるNK細胞は
がん細胞やウィルス感染細胞への攻撃に
効果的に働くことがわかっている。
つまり、笑うことで免疫力が高まり、
がんやウィルス性の病気への予防と治療に役に立つのだ。
また、
『子供は一日に300~400回笑うのに対し、
大人は10~15回しか笑わない』
というデータがある。
確かに小学生くらいまでの子供は、
何が楽しいのかと大人が疑問に思うような些細なことで
いつも笑っている。
だが、大人になると笑うことは激減する。
下手をしたら、心から笑うことなんて
一日一回もない、という人もいるに違いない。
ある研究によると、一日に必要な『笑い』は
理想としては100回、最低でも30回だそうだ。
1日30回も笑う機会なんてない!
という人もご安心を。
『作り笑い』でも、十分効果があるらしい。
笑顔を作ろうと意識的に筋肉を動かすことで、
脳が『笑い』を認識し、働いてくれるからだ。
実際に無理にでも口角をあげて笑顔を作ると、
不思議とマイナスなことは考えられなくなる。
これぞまさに『ストレスを軽減させる』
という笑いの効果に違いない。
そしてまた別の社会心理学の研究では、
『一緒に笑う回数の多いカップルは
より幸せで長続きする』
という結果も出ている。
ここで重要なのは、『一緒に笑う』こと。
笑いを共有することで、
この人と一緒にいると幸せだ、
と認識し、より強い結びつきが生まれるらしい。
トシと私は電話で話しているときも会っている間も
よく一緒に笑う。
特に電話では9割方、笑っている、
を通り越して、馬鹿笑いしている。
T:「運転しながら涙流して馬鹿笑いしてるなんて、
隣の車から見たら、オレ、ただの変人だな(笑)」
そう言いつつ、仕事の合間に
何度も電話をしてきてくれるのも
笑いの効果のひとつかもしれない。
また、激務が続くトシに
ネットで見つけた笑える記事や画像を送ることも。
先日はNYのファッションショーで話題となった
pubic wig(アチラの毛用かつら)の記事を送った。
K:「もし日本でもトレンドになったら買って〜♪」
というメッセージを添えて。
トシの返事は、
T:「こんな記事、一体どこで見つけ出すの?
ほんっと、暇だな(笑)」
T:「だけどかすみのそういう能天気なところに
すごく救われてるよ♪」
愛を囁くより、涙を見せるより、
一緒に笑うこと。
そうすればいつまでもハッピーな二人でいられることは
間違いないだろう。
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