かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

一日早いホワイトデー

昨日、少し仕事を早めに切り上げたトシが
帰り道に電話をしてきてくれた。


いつもは現場から現場への移動中か
作業終了後に帰宅する途中なので
10〜20分話すくらい。


だが、昨日は遠めの現場から直帰だったらしく
小1時間おしゃべりすることができた。



トシは基本的にはとても優しい人なのだが、
たまに(しょっちゅう?)私のことを
からかって喜ぶところがある。


トシ曰く
T:「からかったり弄ったりするのは
オレの愛情表現。
好きな子のスカートをめくるのと同じ。」
らしいのだが…。


まぁ、私も好きな人にならからかわれても
嬉しかったりするのだから、おあいこかもしれない。



トシが私をからかうネタで一番登場するのが
いかに私がエロいか、について。


昨日も
T:「しばらく会えてないから、
もうしたくて堪らないでしょ?
正直に言ってごらん?」
と、ドSモード全開。


K:「別に、大丈夫だもん。」


T:「そんな強がり言ってると、
今度会ってもホントにしないよ?」


K:「…いいよ。
別にそれだけがトシに会いたい理由じゃないし。」


T:「へぇ、そうなんだ。
オレが近くにいて、
指一本触れなくても平気なの?」


K:「大丈夫だもん…。
トシはそれで平気なの?」


T:「オレはしなくても全然平気。」



この程度のからかいは日常茶飯事なのだが、
しばらく会えていないせいで
私の気持ちが少し捻くれてしまう。


トシは私と触れ合わなくても平気

私だけがトシを求めている


と脳内変換され、
モヤモヤとした気持ちが涌き上がって来る。



せっかく電話をくれたのに、
モヤモヤムードで終わるのはイヤだったので
その後は無理矢理話題を変えて
最後はいつものように笑って電話を切った。


だが、何となく釈然としない思いは残ったまま
早めにおやすみLINEを送ろうとすると
珍しくトシから先にメッセージが。


T:「かすみとSEXしたい」



へ?!


夕方電話してたときは、しなくても平気
って言ってたのに!


突然の爆弾メッセージ(?)に、
心臓がドキドキする。


K:「嬉しい♪
そう言ってもらえると、
すごく求められてるって気がする」


T:「ホントはいつもしたいんだよ」


K:「ホントに?
私だけじゃない?」


T:「当たり前じゃん
言い過ぎはよくないから
言わないだけ」


K:「もう聞き飽きた!
ってほど、言われてみたい気もする(笑)」


T:「かすみは、オレとしたい?」


K:「うん、トシにくっつきたい
いつだって」


T:「じゃあ、オレが聞いたら
素直にしたいって言って」


K:「だって、私ばっかり求めてるのかな、
って思ったら寂しいんだもん」


T:「かすみばっかりな訳ないでしょ
オレだってかすみに触れたいと
いつでも思ってる」


K:「嬉しい♪」


T:「オレ、かすみの身体大好きだよ
見てるだけでも興奮するし
挿れても気持ちいい
奥に当たる時が一番気持ちいいよ」


K:「私もそれされると、
すごく気持ちいい
こんなところが感じるなんて、
トシとするまで知らなかったよ」


T:「今度、いっぱいしよう
今の現場が終わったら、
必ず時間作るから」


K:「うん、楽しみに待ってる♪」



きっと事務仕事が溜まっていて
一分一秒も時間が惜しいだろうに、
30分以上LINEのやり取りに時間を作ってくれた。


さらに


T:「かすみ、愛してるよ」


と、最後にとびきりの愛の言葉が。


それは、どんな高価なものより嬉しい
一日早いトシからのホワイトデーのプレゼント。


愛を確認できることほど
幸せなことはない、と感じた夜だった。