一日早いホワイトデー
昨日、少し仕事を早めに切り上げたトシが
帰り道に電話をしてきてくれた。
いつもは現場から現場への移動中か
作業終了後に帰宅する途中なので
10〜20分話すくらい。
だが、昨日は遠めの現場から直帰だったらしく
小1時間おしゃべりすることができた。
トシは基本的にはとても優しい人なのだが、
たまに(しょっちゅう?)私のことを
からかって喜ぶところがある。
トシ曰く
T:「からかったり弄ったりするのは
オレの愛情表現。
好きな子のスカートをめくるのと同じ。」
らしいのだが…。
まぁ、私も好きな人にならからかわれても
嬉しかったりするのだから、おあいこかもしれない。
トシが私をからかうネタで一番登場するのが
いかに私がエロいか、について。
昨日も
T:「しばらく会えてないから、
もうしたくて堪らないでしょ?
正直に言ってごらん?」
と、ドSモード全開。
K:「別に、大丈夫だもん。」
T:「そんな強がり言ってると、
今度会ってもホントにしないよ?」
K:「…いいよ。
別にそれだけがトシに会いたい理由じゃないし。」
T:「へぇ、そうなんだ。
オレが近くにいて、
指一本触れなくても平気なの?」
K:「大丈夫だもん…。
トシはそれで平気なの?」
T:「オレはしなくても全然平気。」
この程度のからかいは日常茶飯事なのだが、
しばらく会えていないせいで
私の気持ちが少し捻くれてしまう。
トシは私と触れ合わなくても平気
↓
私だけがトシを求めている
と脳内変換され、
モヤモヤとした気持ちが涌き上がって来る。
せっかく電話をくれたのに、
モヤモヤムードで終わるのはイヤだったので
その後は無理矢理話題を変えて
最後はいつものように笑って電話を切った。
だが、何となく釈然としない思いは残ったまま
早めにおやすみLINEを送ろうとすると
珍しくトシから先にメッセージが。
T:「かすみとSEXしたい」
へ?!
夕方電話してたときは、しなくても平気
って言ってたのに!
突然の爆弾メッセージ(?)に、
心臓がドキドキする。
K:「嬉しい♪
そう言ってもらえると、
すごく求められてるって気がする」
T:「ホントはいつもしたいんだよ」
K:「ホントに?
私だけじゃない?」
T:「当たり前じゃん
言い過ぎはよくないから
言わないだけ」
K:「もう聞き飽きた!
ってほど、言われてみたい気もする(笑)」
T:「かすみは、オレとしたい?」
K:「うん、トシにくっつきたい
いつだって」
T:「じゃあ、オレが聞いたら
素直にしたいって言って」
K:「だって、私ばっかり求めてるのかな、
って思ったら寂しいんだもん」
T:「かすみばっかりな訳ないでしょ
オレだってかすみに触れたいと
いつでも思ってる」
K:「嬉しい♪」
T:「オレ、かすみの身体大好きだよ
見てるだけでも興奮するし
挿れても気持ちいい
奥に当たる時が一番気持ちいいよ」
K:「私もそれされると、
すごく気持ちいい
こんなところが感じるなんて、
トシとするまで知らなかったよ」
T:「今度、いっぱいしよう
今の現場が終わったら、
必ず時間作るから」
K:「うん、楽しみに待ってる♪」
きっと事務仕事が溜まっていて
一分一秒も時間が惜しいだろうに、
30分以上LINEのやり取りに時間を作ってくれた。
さらに
T:「かすみ、愛してるよ」
と、最後にとびきりの愛の言葉が。
それは、どんな高価なものより嬉しい
一日早いトシからのホワイトデーのプレゼント。
愛を確認できることほど
幸せなことはない、と感じた夜だった。
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