かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

<<恋の忘備録>>彼が離したくない女性とは

不思議なもので、

自分の中に何か課題があると、

それに対する回答だったり、

解決策に導く、あるいは心が安らぐような

事柄や人に偶然出会うような気がする。



お盆休みも一日しか取らず、

相変わらず激務が続くトシ。


熱中症寸前で、

激しい頭痛や嘔吐に悩まされてる、

なんて聞くと、

心配になると同時に

具体的には何もできない自分の立場が悲しくなる。


そして、

そこまでして働かなくてはいけないの?

また次いつ会えるか分からない、

じれったい時期が続くの?

と私の中の聞き分けのない

ワガママ小悪魔がつぶやき始める。



そんな時にネットをウロウロしていて見つけた、

あるブログ。


ブログ主自身も不倫を経験し、

辛い苦しい気持ちを自分の力で克服され、

その時に学んだことを記事にしている。


どの記事もとても心に響いたのだけれど、

一番最初に辿り着いて読んだページから

抜粋して記録しておこうと思う。


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どんな女性を想像しますか?


彼が離したくない、もっと一緒にいたい

そんな風に感じる女性は・・・



自分(彼)が大切にしてる事や人や、モノ

それを同じように大切にしてくれる女性です。



彼が、仕事が忙しくてデートが出来ないとき

彼が仕事に集中出来るように、

不満をぶつけたりはしません。



彼が、家庭サービスしているとき

家庭があってのこの関係を理解しているし、

彼が家庭に対して責任感が強いのを

わかってあげています。



彼が、友達を大切にしてるとき

飲みに行ったり、友達との集まりがある。

彼が大切な仲間に対して、

そこに行く彼に対して、

彼が楽しむことを一緒に喜んであげる。



こんな風に彼の価値観を理解して

彼の大切にしている事を、

自分の事のように

同じように大切にしてくれる女性。


そんな女性を

彼は離したくないと思うんですよ。


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この記事を読んで、

今までもトシの仕事や付き合いについて

理解していたつもりだったけれど、

それだけでは足りない、

ということが分かった。


誰でも自分が大切にしていることは

認めて欲しいと思う。


さらに、認めるだけではなく

自分と同じように大切にしてくれたら、

そりゃあ離れられなくもなる、ってもの。



よし!

最初は思い込みでもなんでもいい。


トシが好きなこと、大切にしていること、

丸ごと全部、

私も好きになって大切にしてみせよう。


そう決めたら、私の中のワガママ小悪魔が

尻尾を巻いて退散していった。



※もしこの方のブログを読んでみたいと思われたら、

「まるたんの法則」でググってみてください。

最後の女

トシはこれまで、

数多くの婚外恋愛を繰り返してきたらしい。


いわゆる一夜限りの関係を含めたら、

恐らく何十人レベルの女性を

相手にして来たようだ。


見た目も180cm越えの長身で、

鼻筋が通って彫りが深く男らしい顔立ちだし、

加えてウィットに富んだ話術を持ち、

豪放磊落でありながら

なおかつ細か気配りができるのだから、

女性が放っておく訳はないと思う。



私は付き合っている人の過去は、

ほとんど気にならない。


もし、今でも忘れられない元カノがいる、

と言われたらショックだけれど、

そうでなければ過去は過去。


幾多の恋愛遍歴があって

私に辿り着いてくれたのだから。



そして、トシの元カノ(達)の話を聞くのも、

実は結構好き。(悪趣味?!)


特に知りたいのは、

過去の彼女たちとどうして別れたか。


なぜなら、そこにはトシの

「地雷」が埋まっているはずだから。


元カノたちと同じ過ちを犯さないためにも、

こうした情報は非常に貴重だと思う。



そしてトシは決して嘘をつかないので、

私が尋ねたことには

誤摩化したりせずに答えてくれる。


なぜ今までの彼女たちと別れたか、については

遠距離になってしまったり、

相手の家庭の事情で

別れを選択したケースもあったようだけれど、

一番多い理由は、

相手がトシの仕事の忙しさを理解せずに、

「会う、会わない」で揉めたことらしい。


T:「オレ、感情と現実論をごちゃ混ぜにする人は

苦手なんだよね。

「会いたい」って感情で押してこられても、

現実問題として

こっちは時間が取れない状況なのに、

「だったら私のこと好きじゃないのね!」

と言われると、もうどうでもいい、

と冷めてしまう。」


危ない危ない、やはりここに

最大の地雷が埋まっていたか(笑)!



T:「かすみはオレの最後の女だって決めてる。」

とことあるごとに言ってくれるトシ。


今まで付き合ってきた女性たちの中には、

モデルをしているような美人だったり、

自分で事業を興したキャリアウーマンだったり、

私なんかよりずっと華やかな人たちもいたようだ。


なのに、こんな平凡なアラフィフの私を

「最後の女」に選んでくれるなんて。


そのトシの気持ちに応えるためにも、

過去の彼女たちが脱帽するくらい

相応しい女になってみせる!


一緒に老人ホームに入って、

人目もはばからずイチャイチャする

暑苦しい老人カップルになるのが、

二人の目標だから(笑)。

熟女の魅力とは?

トシの女性の好みは一風変わっている(と思う)。


まず、若い女性に興味がない。


「女房と畳は新しい方がいい」

などという失礼なことわざもある日本では

珍しいタイプだろう。



これは今に始まったことではなく、

若い頃から年上に惹かれることが

多かったんだとか。


今までで一番年が離れていたケースでは、

20代の頃に50代(!)の女性と付き合っていた、

というのだから、

筋金入りの熟女好きということになる。



なんで熟女が好きなのか、

トシに尋ねてみると、

「中身が薄っぺらい若い女性は、

相手しててもつまらない。

年齢を重ねた分、色々な経験をしてきて

深みの出た女性の方が

よっぽど魅力があると思う。」

と。



私とトシは3歳差なので、ほぼ同年代。


お互い、押しも押されもせぬ熟男塾女(笑)


当然、年齢なりのシワ、弛み、

その他モロモロ、

隠しておきたい部分はある。



私が一番気になるのは、

下腹部から腰にかけての弛み。


いくらスクワットや腹筋を頑張っても、

体脂肪を減らすべく糖質オフを心がけても、

やはり20代30代の頃の引き締まった腹部とは

雲泥の差がある。


さらに、ガードルなど締め付けるタイプの下着が苦手なので、

デートの時も背筋を伸ばし、

持ち前の筋肉を引き締めて、

お腹ポッコリを避けるのが精一杯。



まだ向き合ってご飯を食べていたり、

シャワーを浴びているときは

それで何とか誤摩化せる。


一番油断するのは、コトの最中と直後。


とてもお腹に力を入れるところまで

気を回すことができる状態じゃないので、

(他の部分に力が入り過ぎ、

ということもあるけれど(笑))、

お腹の弛みが野放し状態に。



トシはいつも終わったあとで

放心状態になっている私を

後ろから抱きかかえ、

緊張が解けてユルユルになったお腹を触る。


その手を振り払う余裕すらない私は、

されるがまま。



K:「もう〜。お腹、タプタプしないでよ〜。」


T:「いいじゃん、これが好きなんだから。」


K:「そんなところ、なんで好きなの?」


T:「何もかもオレに委ねてくれてるんだな、

っていうのが嬉しいのと、

かすみが今まで重ねて来た年月が

愛おしいから。」



そんなこと言われたら、

今更お腹に力を入れることなんて

できないじゃない(笑)!