かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

熟女の魅力とは?

トシの女性の好みは一風変わっている(と思う)。


まず、若い女性に興味がない。


「女房と畳は新しい方がいい」

などという失礼なことわざもある日本では

珍しいタイプだろう。



これは今に始まったことではなく、

若い頃から年上に惹かれることが

多かったんだとか。


今までで一番年が離れていたケースでは、

20代の頃に50代(!)の女性と付き合っていた、

というのだから、

筋金入りの熟女好きということになる。



なんで熟女が好きなのか、

トシに尋ねてみると、

「中身が薄っぺらい若い女性は、

相手しててもつまらない。

年齢を重ねた分、色々な経験をしてきて

深みの出た女性の方が

よっぽど魅力があると思う。」

と。



私とトシは3歳差なので、ほぼ同年代。


お互い、押しも押されもせぬ熟男塾女(笑)


当然、年齢なりのシワ、弛み、

その他モロモロ、

隠しておきたい部分はある。



私が一番気になるのは、

下腹部から腰にかけての弛み。


いくらスクワットや腹筋を頑張っても、

体脂肪を減らすべく糖質オフを心がけても、

やはり20代30代の頃の引き締まった腹部とは

雲泥の差がある。


さらに、ガードルなど締め付けるタイプの下着が苦手なので、

デートの時も背筋を伸ばし、

持ち前の筋肉を引き締めて、

お腹ポッコリを避けるのが精一杯。



まだ向き合ってご飯を食べていたり、

シャワーを浴びているときは

それで何とか誤摩化せる。


一番油断するのは、コトの最中と直後。


とてもお腹に力を入れるところまで

気を回すことができる状態じゃないので、

(他の部分に力が入り過ぎ、

ということもあるけれど(笑))、

お腹の弛みが野放し状態に。



トシはいつも終わったあとで

放心状態になっている私を

後ろから抱きかかえ、

緊張が解けてユルユルになったお腹を触る。


その手を振り払う余裕すらない私は、

されるがまま。



K:「もう〜。お腹、タプタプしないでよ〜。」


T:「いいじゃん、これが好きなんだから。」


K:「そんなところ、なんで好きなの?」


T:「何もかもオレに委ねてくれてるんだな、

っていうのが嬉しいのと、

かすみが今まで重ねて来た年月が

愛おしいから。」



そんなこと言われたら、

今更お腹に力を入れることなんて

できないじゃない(笑)!