配偶者への責任
トシも私も、
お互いをこの人生で最後の恋人だと決めている。
決めているだけではなく、
心から信じているから、
相手の気持ちがどこか他所へいってしまうのでは?
という懸念は全くない。
そして、家族への責任は最後まで全うすべき、
という考え方も同じ。
お互いに配偶者とは、
男女の愛ではなく、
家族としての情の部分で繋がっている。
トシのお子さんたちはもう成人して
経済的にも自立しているが、
親として子供に対する責任もある。
今現在お互いが所属するこの家族は
どんな手を尽くしたとしても
もう変えることはできない。
トシがどんなに素敵な男性であっても、
私の子供達の父親は
今の夫しかあり得ないし、
私もまた、
トシのお子さんたちのお母さんには
絶対になれない。
万が一全てを放り出し、
相手への激情だけで一緒になったとしても
100%の幸福を得られないことは
火を見るより明らか。
そして、
家族としてお互いの配偶者と暮らしていく以上、
悪口を言わないことも
お互いの暗黙のルールになっている。
私は、
配偶者の悪口を言う男性を信用しない。
(愚痴ならOKだけれど。)
一度は共に人生を歩もうと
自ら選んだ相手を悪く言うことは、
自分自身を貶めることと同じだと思うから。
確かに、
自分の好きな相手が配偶者に対して、
悪感情を持っていることを知ることで
女としての優越感に浸れるだろう。
二人して相手の、
あるいは自分の配偶者の悪口を言うことで、
連帯感すら生じる可能性もある。
でも、私は愛する人と、
そんなマイナス感情で繋がっていたいとは思わない。
二人の間を繋ぐ感情は、
極力ピュアで美しいものであって欲しいから。
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