かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

男を変えるにゃ涙は要らぬ<その2>

男性は、納得できる理由や
メリットないしデメリットが明確でない限り、
なかなか行動を修正できない生き物である、
ということを前回の記事で検証した。


では、そんな男性をこちらの望み通り変えるには、
どうしたらいいのだろうか?


私自身の経験と照らし合わせ、
順を追って説明したいと思う。



ステージ1:「望みのタネ」を選定する


まず、相手にしてもらいたい、と思っていることを
自分の中で明確にする。


「私のことをいつでも考えてほしい」
などの曖昧な目標はNG。


「いつでも考える」という大まかな望みを細分化し、
・連絡の頻度を増やしてほしい
 →できれば一日一回
 →朝晩の挨拶で可
・メッセージに反応してほしい
 →スタンプでも可
など、できる限り具体的
かつ実現可能な行動にまで落し込む。


その中で、これなら比較的簡単にできそうかも、
と思われる項目をピックアップ。


これが「望みのタネ」となる。



ちなみに私の場合、まず選んだ「望みのタネ」は
トシに電話をもらうこと、だった。


何しろトシは
T:「どんな親しい相手とも、
3分以上電話で話したことなんてない。」
というくらいの大の電話嫌い。


付き合い始めの頃に、
T:「オレ、電話嫌いだし苦手だから、
どうしてもって時以外、かけないよ。」
と宣言されてしまった。


が、たまには好きな人の声だって聞きたいし、
文字ではなく直接言葉を交わしたいと思うのが女心。


なので、どうしたらトシに電話をしてもらえるか、
策を練ることに。



ステージ2;せっせとタネまき


「望みのタネ」が見つかったら、次はタネまき。


機会を見つけ、相手に自分の望みをインプットする。


このとき気をつけなくてはいけないのが、
押し付けにならないように、
軽く、何気なく、伝えるようにすること。


ここで重要なのは、自分の「望みのタネ」を
あくまで自然に相手に植え付けることなのだから。


せっかくのタネも、
グイグイと地中深く埋め込んで
上から土をどっさり乗せてしまっては
芽も出ないというものだ。



私の場合、前述の「電話が欲しい」ということを、
会ったときにのみ、軽く言うようにした。


LINEで伝えなかったのは、
文字だと重くなり過ぎる可能性があるから。


K;「トシの声、大好き♪
毎日聞けたらいいのに〜。」
と遠回しに言うこともあれば、

K:「電話で「ねぇ、なにしてるの〜?」とか、
恋人っぽいことしてみたいなぁ。」
などと直接伝えることも。


ここで心がけたのは、くどくならないこと。


今ふと思いついた!くらいの感じで、
あくまで軽く、何気なく。


トシに「え〜、ヤダよ。」と言われても、
「そ?」とすぐ切り替えるようにした。



ステージ3:障害物を取り除く


「望みのタネ」を蒔くと同時に、
タネが育つ土壌をチェック。


タネが芽を出す妨げになるような障害物がある場合、
取り除く必要がある。


具体的には、自分の望みに対する
彼の「抵抗ポイント」を見つけること。


ステージ2の段階で軽く望みを伝えたとき、
彼が拒否するそぶりを見せたら、
その理由を探ってみる。


その場で「なんで?どうして?」
としつこく聞いても
答えてもらえない可能性が高いので、
また別の機会に全く違った方向から探す方がいい。



私の場合、電話に対する障害の1つは
トシが自分の声と話し方に
コンプレックスがあることだった。


特にトシは早口なので、
電話だと何度か聞き返されることがあるらしく、
それがすごくイヤらしい。


K:「私は自分がモタモタしゃべる方だから、
多少早口の人の方が、頭の回転早そうで憧れるよ。」
などと、トシの早口コンプレックスを取り除くべく
ことあるごとに伝えることにした。



と、またまた長くなったので、次回に続く…。