かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

オンナとオバハンの境界線

前回は同窓会でショックを受けた
男性陣の劣化についてブログの記事にした。


男性のみ取り上げるのも不公平かと思い、
今回は女性について書いてみることにする。



さて、同窓会で久しぶりに再会した同性の友人たち。


年齢を重ねただけの変化はあったものの
当時の面影をどこかに残している子が大半だったので
何十年ぶりでも「○○ちゃん!」とすぐ見分けがついた。


が、中には「え?誰だっけ…?」と
俄には思い出せない女子がいたのも事実。


名札を見て、当時の彼女を頭に浮かべ、
目の前のその人と重ね合わせてようやく、
「あ!△△ちゃんだ!」と思い出せた。



「そうだよ〜!△△だよ〜!
かすみったら、忘れちゃったのぉ!?
ボケるには早いよ〜(笑)!」


と目の前にいるのに大声で捲し立て、
私の肩をバシバシと叩く。


彼女も学生時代は、
ボーイフレンドが途切れたことがないどころか、
同時進行もあり、
というくらいのモテモテ女子だった。


それが今や、
二周りくらい大きくなった横幅、
コテコテに塗っても隠しきれないシミとシワ、
根元にチラホラ見える白髪の目立つ、
立派なオバハンだ。



落ち着いて周りを見回してみると、
オバハン化した女子を他にも数名発見。


彼女らに共通しているのは、まず、
声とリアクションがやたらと大きいこと。


女子校時代も、女子が3人も集まれば
喧しいことこの上なかったが、
声が若い分、まだ可愛げがあったように思う。


が、年齢を重ねて低くなった声で
「ワッハッハ!」
と文字にしたくなるように笑う様子は、
もはや性別不明だ。



そして、ここぞとばかりに
張り切ってきました!感満載だけれど
どこかズレているファッションとメイク。


あるいは、娘さんの借りて来た?
と疑いたくなるようなヤング系ファッションに
ツケまつ毛&てらてらグロスのような
若作りメイク。


または、もう私、オシャレとかいいんで、
と妙に達観したような
カジュアル?ファッションにスッピン。


どれもかなり、キビシいものがある。



しかし、中には
学生時代にはそれほど目立ったなかったのに、
何十年かぶりに会ったらハッとするような
いいオンナになっている同級生もいた。


彼女たちに共通しているのは、
しっとりと落ち着いた話し方と仕草、
そして年齢相応だけれど
気を遣っていることがわかる
ファッションとメイク。


何より一番目を惹いたのは、
決して大声を出す訳ではないのに
ニコッと笑ったときの笑顔が輝いていたことだ。



男性陣の中にも、数は少ないが
あ、この子、いいオトコになったな、
と思わせる同級生もいた。


彼らに共通しているのは、
堂々とした話し方と仕草、
そして気負ってはいないが清潔感のある服装。


男性の場合、自信に溢れる様子も
いいオトコの必須条件のように思った。
(ただし自慢は逆効果なので、要注意!)



そして男性にも女性にも共通して言えるのは、
魅力を感じる人はどこかに色気がある、
ということ。


これはカッコいいとか美人だとかの
容姿の問題ではなく、
そこはかとなく漂う雰囲気のようなものだ。


彼ら彼女らは、仕草にせよ話し方にせよ、
どことなく艶っぽい。



オトコとオッサン、オンナとオバハンの境界線は、
色気にあり!という結論に至った。


もしかすると、色気を感じた同級生は皆、
現役で恋しているのかもしれない、


というのは勘ぐり過ぎだろうか。

ダンシ→オトコ→オッサン

昨日、大学時代の同窓会があった。


もうみんな、アラフィフの立派な(?)
オジサン、オバサンだが、
ノリは当時のまま。


話し始めると、まるで時計が巻き戻ったかのように
10代後半から20代前半に逆戻りできる。


気持ちだけとはいえ若返ることができるから、
同級生というのは貴重な存在なのかもしれない。



中には卒業以来25年ぶりに会う、という子もいたが、
女子同士は何十年ぶりに会っても
たいてい誰だか見分けはつく。


当然、年月を重ねたなりの外観になっているけれど、
当時の面影がある程度は残っているから。



が、問題(?)は男子。


「かすみ、久しぶりだね〜!」と
懐かしそうに声をかけられても、

「一体、どこのどなたでしたっけ??」と
首を傾げてしまうような人が少なからずいた。


名札を見て初めて、
「あ!○○くん!!」と気が付くが、
学科一の人気を誇っていた当時の面影はゼロ。


そこに立っていたのは、
オジサンの休日ファッション=ゴルフウェアで、
見事にお腹が出っ張り
髪の毛が後退し始めたことでおでこが目立つ
押しも押されもせぬオッサンだった…。



この衝撃、以前もどこかで体験したことがある…!
と遠い記憶を探ってみると。


私が中学高校時代の6年間を女子校で過ごしたことは
以前にもチラッと書いたことがある。


かなり隔離された環境だったので、
一学年200人いたが、
ボーイフレンドがいるなんて進んだ子(?)は
数人レベル。


殆どの子は男子と一切の交流を断ったまま、
6年間を女の園で過ごした。



そして共学の大学に進学して、
6年ぶりに同級生の異性と邂逅することになる。


そのときの衝撃たるや…。


なぜなら、私の記憶にあるのは、
まだ声変わりもしていなく、
ともすると女子より背が低く、
下らない冗談やいたずらに命をかけるダンシ。


それが、いきなり自分より頭ひとつ分背が高く
低い声で髭なんかも生えちゃってる
オトコになっているのだ。



当時私の中でのオトコは、父や先生など
完全に目上の人たち。


なので、しばらくは同級生なのにオトコである彼らと
普通に話をすることができず、
「…ですか?」などと丁寧語を使っていた。


まぁ、そんな謙虚な態度はほんの2ヶ月ほどで
すぐに崩れ去ってしまったけれど(笑)



で、今回はオトコからオッサンに変化を遂げた異性を見て、
ダンシがオトコに化けたのと同じくらいの衝撃を受けた、
ということだ。


女性はお化粧や服装である程度誤摩化しが効くが、
男性は素のままで勝負しなくてはならないから、
分が悪い、ということはあるだろう。


それにしても、年月と言うのは残酷だなぁ、
としみじみ感じた同窓会だった。



夜中過ぎに珍しく、トシの方からLINEが入った。


T:「もう帰って来てる?」


K:「うん、ちょっと前に帰って来たよ。」


T:「同窓会、どうだった?


学生時代に付き合ってた彼と焼け木杭に火が、
なんてことなかっただろうな〜(笑)」


トシってば、そんな心配してたんだ!
とわかって、ちょっと嬉しい。


K:「ないない!


みんな、立派なオジサンになってて、ビックリだったよ。」


T:「オレだって、立派なオッサンだよ。」


K:「トシは、違うよ。


何歳になったって、トシは私の王子様だもん♪」



実は当時付き合ってた元カレに
「かすみ、いい女になったなぁ!」
と言われたことは、ナイショ。


K:「ありがと♪だって恋してるからね〜!」
としっかり釘を刺しておいたし(笑)


もし私が本当に「いい女」になれているとしたら、
それはトシのおかげ。


恋はいくつになっても女性を輝かせる
一番の美容法なのだ。

私、めげないので!

諸事情あり、今週私は丸々一週間仕事が休み。


元々週に3日しか働いていないのだが、
勤務時間が夕方から夜9時までなので
夜に空き時間ができるのが何となく嬉しい。



貴重な夜のお休みをどう使おう、と考え、
真っ先に浮かんだのはもちろんトシとのデート。


K:「ねぇねぇ、私、今週から来週の火曜日まで
丸っとお休みなの。


もしトシが夜空いてる日があったら、
夜遊びしませんか(笑)?」


T:「タイミングの悪いことに、
今週は毎日夜勤なんだよ〜。」


最初からダメもとだったので、
断られてもそれほどショックではない。



私たちの場合、デートはトシから誘ってくれる。


私は前述のように昼間ならほぼ時間が空いているし、
夜も勤務日以外はいつでも出られる。


逆にトシは何曜日が休みと決まっておらず、
勤務時間もバラバラ。


なので、自然にトシが時間を空けられそうな時に
デートの予定を入れてくれる、
という形式になった。



そうは言っても、
私の方から誘いたいときもある。


ふと予定の空いた日曜日だったり、
今回のように特別な理由があったり。


そういう時は
我慢せずお伺いを立ててみる。



ただ、トシからお誘いがないときは、
ほぼ時間がないということだ。


だから「ダメもと」


そして今までのところ、
Yesの返事をもらったことは皆無だ(笑)。



T:「かすみの方から誘ってくれても
いつも断ってばっかりで本当にごめん。」


K:「ううん、全然平気。


諦めずに誘い続けるから!」


T:「かすみのそういうところ、
本当に好きだよ。」



またお褒めの言葉をもらったのは嬉しいけれど、
相変わらずポイントがよくわからない(笑)


K:「諦めの悪いところが(笑)?」


T:「違うよ。


女性の方からの誘いを何度か断ると、
「もう二度と誘わない!」
と拗ねられたり


「何度誘っても断るなんて
私に会いたくないんでしょ!」
と逆切れされる。


どうしようもない理由で断っているのに
そうやってキレられると
うんざりするんだよ。」



私は単純に
「誘いを断る=どうしても予定がつかない」
だと思っている。


「誘いを断る=気持ちがない」
という図式は想定していないので、


残念!とは思っても、
悲しんだり落ち込んだりはしない。


ましてや逆切れする理由なんて、
どこにあるのだろうか?



K:「それにさ、もしかして100回誘ったら、
1回くらいはトシの予定が合うって
奇跡が起こるかもしれないじゃない?


私、めげないから(笑)」


T:「かすみのその明るさ、
本当に癒される。


愛してるよ♪」



そんな会話をしたのが、月曜日。


そして昨日、お昼頃トシが電話をかけてきて、


T:「来週の火曜か水曜、
夜勤のスタートが遅くなりそうなんだ。


夜遊びはできないけど、夜会えるよ。」


K:「ホントに?!嬉しい〜!」



きっと私の誘いを断ったことを気にして、
色々調節してくれたんだと思う。


トシに会えることももちろんだけれど、
その気持ちが本当に嬉しかった。


T:「12月になったら夜勤もなくなるから、
そしたら夜通し遊ぼう!」


さらにこんなオマケまで♪



めげない、諦めない、邪推しない。


この3ナイが、より大きな愛を育む秘訣だと思う。