○○の半分だけ?!〜その1〜
この夏は、半端なく激務のトシ。
ほとんど休みがないどころか、
休む時間もないくらいの生活が
もう一ヶ月以上続いている。
当然、デートもお預け…。
熱中症寸前で倒れそうになりながらも
頑張って働いているトシに
「会いたい」
なんてワガママは言えず、
ずっと我慢の子。
でも、先週の日曜日、
珍しくトシは外でのお仕事がないみたいだった。
(それでも事務仕事はあるから、
完全なお休みではないんだけど。)
もしかしたら、事務仕事が一段落ついた頃に
チラッと顔見るだけくらいできるかも?!
そうお伺いを立ててみると、
T:「ごめん、今日夜は接待入ってる。」
チラッと期待しただけに、
私の気持ちは急降下。
同時に、パンパンに膨らんでいた我慢の風船が
ぱちんとはじけて。
K:「トシが毎日
暑くて倒れそうになりながら働いているのも、
仕事がらみの接待を断れないのも、
わかってる。
でも、会いたくて堪らないの…。」
数分して、トシから返事が届く。
T:「ごめん。
かすみを我慢させてることは、わかってる。
でも、今は余裕ない。」
いつもは絵文字に溢れる文面なのに、
字だけの素っ気ないLINE。
K:「わかった」
と一言返事をするのが精一杯だった。
そしてまた数分後、
T:「もし、我慢することがしんどくて
付き合うことがかすみのプラスにならないと思うなら
そう言って。」
トシの言葉に、顔が青ざめる。
K:「それって、別れを考える、
ってこと?
それだけは、ない
我慢するのがしんどくても
だからと言ってトシへの愛情がなくなることはないし
トシの存在が私に与えてくれるものは
何ものにも代え難いよ
ただ、どうしたらいいか、
一緒に考えたいだけ」
<…続く>
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。