かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

姫と殿

昨日は中秋の名月。


記念日は全く気にしない私だが、
季節の行事はできる限り
生活に取り入れることにしている。


と言っても、白玉粉で簡単に
なんちゃって月見団子を作り、
里芋の衣被ぎを夕飯の一品に出した程度だけど。



今朝、トシとの電話で中秋の名月から
月→かぐや姫と話題が移行。


K:「考えてみたら、かぐや姫って
究極のワガママ女だよね。」


T:「確かにな。」


K:「でも、この女のためなら
何でも言うこと聞いてやりたい!
ってレベルの美貌を持った女性って、
男性の理想じゃないの?」


T:「キレイな人を見たらキレイだな、
とは思うけれど、
キレイだから何でもしてやりたい、
なんてオレは思わないよ。」


K:「かぐや姫レベルの美人でも?」


T:「オレにとって、姫はかすみ一人だから
他は目に入らない。」



そういえば、トシはたまに私のことを
ふざけて「姫」と呼ぶ。


T:「姫、こちらへどうぞ!」


と助手席のドアを開けながら言われたときは
自分のことだとすぐにわからず、
一瞬止まってしまった。


何しろ、50年近く生きて来て、
私を「姫」などと呼ぶ人は今まで皆無だったから。



他にもLINEで
T:「オレのお姫様は、今日もご機嫌麗しいかな?」
と書いてくれたり、


コンビニで飲み物を選ぶ時に
T:「姫、何になさいますか?」
と尋ねてくれたり。


トシに「姫」と呼ばれると、
くすぐったいような面映いような気持ちになり
ついニヤニヤしてしまう。



もし、この記事を読んでいる
男性の方がいらっしゃったら、
ぜひ奥様なりパートナーなりを
「姫」とか「お姫様」と呼んでみることをおすすめする。


「姫」じゃなくても、
「ハニー」でも「ダーリン」でも、
普段名前を呼んでいないなら名前でもいい。


最初は抵抗があるだろうから、ふざけた感じで、
例えば、「○○姫、新聞とって!」など
普段の会話にさりげなくプラスしたり。


日頃と違った呼び方をされると、
女性はドキッとして、同時に心が浮き立つのだ。



K:「私が姫なら、トシは殿だね♪」


T:「殿扱いしてくれるの?」


K:「もちろん!
今度会ったら、殿、お背中流しましょうか?
とか
殿、お飲物はいかがですか?
とか、
かしずいてあげる♪」


T:「じゃあ、あれもやって。
殿、おやめ下さい〜!
ってヤツ。」


K:「あ〜れ〜!って言いながら、
帯をクルクルーッていうの?」


T:「そうそう(笑)!」



ふ〜む、次回のデートは和服で行くか?!
(ちなみに着付けの免許持ってます♪)