「〜(な)人」
以前にも書いたが、
トシは日本人男性にしては珍しく、
褒め言葉をよく口にする。
「今日も可愛いね。」
「とってもキレイだ。」
などなど。
私は決してキレイでも可愛くもない、
どこにでもいるアラフィフ女子。
褒め言葉に免疫がないため、
最初の頃はどう反応していいかわからず、
オタオタしてばかりだった。
でも、付き合いが深まるにつれ、
トシがお世辞や嘘ではなく、
本心から褒めてくれているのがわかってきた。
何十人もの女性と付き合ってきたトシが
そう言うのだから
きっと私にもどこか
魅力に感じてもらえる部分があるのだろう。
それに、相手が褒めてくれるのにいつも
「え〜、そんなことないって!」
と全面否定するのも、考えてみたら失礼な話だ。
褒めてもらったら素直に「ありがとう♪」と言い、
その部分をより一層磨くようにしようと決めた。
そんなトシがよく使う褒め言葉の表現は、
「〜(な)人」
例えば、
「なんて可愛い人なんだろう!」
「素直な人だね〜」
「かすみは本当に聡明な人だ」
「おやすみ、愛しい人♡」
といった具合。
「〜(な)人」と褒められたことは、
記憶にある限り初めて。
最初は照れくさかったけれど、
だんだんとその褒め言葉が
とても嬉しく感じられるようになった。
一昨日電話で大笑いした後で
トシから届いたおやすみメッセージには、
「おやすみ、楽しい人♪」
とあった。
もっとたくさん「〜な人」の称号を得られるよう、
頑張ろう!
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