かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

オオカミおばさんに要注意!

先日トシと会ったときのピロートークで、
携帯の番号がいつから変わっていないか、
という話になった。


トシの携帯番号は、
なんと一番最初に契約したときから、
つまり30年近く同じなんだそう。



K:「ということは、歴代の彼女たちも
トシの今の携帯番号、知ってるってことだよね?
ひょっとして、前の彼女から電話がかかってきたり
するんじゃない?」


T:「そういうことも、何度かあったなぁ。」


全く悪びれずに答えるトシ。


相手によっては、
それって険悪になる可能性大な答えだ(笑)


こんなに正直な人だから、
安心できるってこともあるんだけれど。



K:「かかってきたら、どうするの?」


T:「たいてい、無視する。
何度もかかってきたら、一応出るけど
『何の用ですか?』って他人の対応だよ。」


K:「元気かな、と思って、とか、
また会いたい、とか言われたら?」


T:「オレが今元気かどうかなんて、
他人になったあなたには関係ないでしょ?
と言う。
会いたいと言われても、
一度別れたらオレにとっては全くの他人だから。
他人に会うために割く時間はない、と断るよ。」



つまりは、元カノ(達)が
トシの携帯番号が変わっていないことに
一縷の望みをかけて電話し、繋がったとしても、
けんもほろろの対応を受けるだけなのだ。


今の彼女である私にしたら安心だけれど、
一度は付き合った相手を
そこまでバッサリ切れるものだろうか?



T:「オレにしたら、別れを選ぶというのは
もうその人とこの先一生交わらない決意をする、
ということなんだ。
だからどれだけ長い間付き合おうが、
別れたら他人。
もうオレの人生には関係のない人だから。」


またトシはこうも言った。


T:「こちらの気持ちを試すために『別れる!』
と言い出す女もいたけれど、
オレはそんな風に別れを使う人は大嫌いだし、
信用できない。
だから、フラグだろうが試しにだろうが、
相手が『別れる』と言ったら
はい、そうですか、と受け入れて、
そこで一切の関係を切る。」



潔いといえば潔いけれど、
トシに電話をかけてきた元カノたちの気持ちを想像して、
ちょっと身震いしてしまった。


そう言うとトシは笑って
T:「かすみとは一生離れないんだから、
そんな心配する必要ないだろう。
けど、オレを試そうとして
オオカミおばさんには絶対なるなよ。」
と私の頬をつついた。



私自身は恋愛に関しては
かなりしつこいタイプ(?)で、
一度好きになったら
ちょっとやそっとのことでは離れない。


まして、どれだけ辛かったり
相手の気持ちがわからなくて不安だったとしても、
好きな人に「別れる」などとは
口が裂けても言えない。


別れを脅しに使って繋がっている関係なんて、
どちらにとってもプラスにはならないと思うからだ。


でも改めて、オオカミおばさんにはならないよう
気をつけよう、と心に誓った。