突然の逢瀬
トシと私の一日は、
LINEの「おはよう」メッセージで始まる。
朝はお互い仕事に行く準備や
家族を送り出す用意で慌ただしいので、
「おはよう」
「今日も頑張って」
程度の一言二言のラリーで終わることが多い。
それが昨日は定例のやり取りの後
さらにトシからメッセージが。
T:「明日のお昼間って、何してる?」
K:「夕方子供の送迎の時間まで、
得に予定はないよ。」
T:「もしかしたら、だけど、
日中時間作れるかも。」
K:「ホントに?!すごく嬉しい〜♪」
T:「今日の仕事次第だから、
頑張ってみるけど、
もし無理だったらゴメン。」
K:「全然いいよ〜。
会う時間を作ろうとしてくれてるだけで
嬉しいもん♪」
前回私がごねてデートしてもらったのが、
8月の上旬。
それから3週間、
トシの忙しさは相変わらずだったし、
今月中は会えないものだと諦めていたので、
誘ってもらえただけでも
飛び上がるほど嬉しいのだ。
そして昨夜、おやすみLINEのときにトシが
T:「明日、何時から大丈夫?」
と尋ねてくれた。
これでデート確定♪
降って湧いたような逢瀬に、
ワクワクとニヤニヤとドキドキが止まらない。
待ち合わせの時間や場所を決めた後、
トシに聞いてみた。
K:「私がまた拗ねちゃいけない、
と思って無理してくれた?」
T:「いや、オレがかすみに会いたいんだよ。」
ということで、今、
待ち合わせ場所に向かう電車の中。
トシといっぱい触れ合って、満たされてきます♪
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