かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

男前な乙女

私は周りの人から
「サッパリしている」「しっかりしている」
と言われることが多い。


果てには、「女にしておくのが惜しい」とも。
(※これは女性にしたら失礼な言い回しだとは思うけれど。)



実際自分でも、かなり男性的な性格だと思う。


男性脳か女性脳かを判断してくれるあるサイトによれば、
「あなたの脳の思考パターンは
80%男性的、20%女性的です」
だそう。



ちなみに、
男性脳か女性脳かを診断する一番簡単な方法は
右手の人差し指と薬指の長さを比べることらしい。


・人差し指が長い=女性脳
・薬指が長い=男性脳


そして当然のごとく、
私は薬指の方が人差し指より長い。



自分が男性寄りだと思う点は、
例えば、ひとりで行動するのが平気なこと。


私は旅行、特に海外旅行が好きで、
18歳のときに初めてひとりでNYに行って以来、
今まで20カ国以上の国を訪れた。


そしてその大半は一人旅。


地図さえあれば、見知らぬ土地でも全然平ちゃらだ。



また、目的のない長いおしゃべりや
エンドレスでループするような
愚痴の言い合いはあまり好きではない。


言っても仕方ないことを、なぜ延々と言い続けるのか?
と疑問に思ってしまう。


とりとめもなくおしゃべりするのは
息抜きとしてたまにはいいけれど
解決先を見出せないネガティブな話は特に苦手だ。



あとは、他人をあまり気にしないこと。


「他人は他人、自分は自分」と思っているので、
周りの人の考えと自分の考えが違っていても、
あまり気にならない。


人と自分を比べることもしないので、
他の人の立場を羨ましいとも感じない。



仕事や趣味に没頭しているときは、
他事をほとんど考えないのも男脳寄りだろう。


教えるという仕事をしている以上、
そのときは目の前にいる生徒さんに
100%集中しなければやっていけない。


趣味の映画や本の世界に入り込んでいる時は、
話しかけられても殆ど上の空。


だから、「仕事中は彼女のことなんて全く頭にない」
という男性の気持ちはとてもよくわかるのだ。



そんな私はトシにもよく
「男前だね〜!」と言われる。


もちろん褒め言葉として言ってくれているのだが、
女性に対して「男前」って?!


トシに言わせれば、
T:「女性脳の割合が高い女は、
感情でばかり押してくる。


一度拗れると、理性的な話し合いができなくて
別れてしまうことが多かった。


その点、かすみは男性脳の割合が多くて
理論的に考えられる人だから、
すごく付き合いやすいよ。」
だそう。



K:「でもさ、男っぽい考え方の女なんて、
可愛げなくない?」


T:「いや、そんな男前でカッコいい女が
オレの前でだけはこの上なく乙女になる、
っていうのが、またいいんだよ。」


乙女だなんて言われたことは初めてで、
面映さに思わず赤面。


T:「ほら、そういうところもすごく可愛い…。」


男性脳率80%の私でも、
トシの前でだけは乙女率100%になってしまうのだった。