かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

ネガティブ攻略法

昨日の夜の電話で、
トシの出張がさらに2週間ほど延びたことが判明。


どうやら仕事の相手先と行き違いがあったために、
作業が思うように捗っていないらしい。



つまり、デートもまた2週間以上延びる、
ということ…。


仕事のことだから仕方ないとはわかっているが、
やっぱり落ち込んでしまう。



こういうとき一番してはいけないのは
相手を責めることだろう。


トシだって、わざと仕事を遅らせた訳ではない。


むしろ、作業が滞って一番ダメージを受けているのは
トシなのだ。



仕事が忙しい彼と付き合っていくためには、
こうした時に
どのように自分のネガティブな気持ちを攻略するか、
が重要になってくる。


友達にグチを言う、ブログに書くなど、
アウトプットすることで発散する人もいるだろう。



だが、私は恋愛に限らず、
ネガティブ感情を外に出すのが苦手。


口にしたり文字にしたりすることで、
発散されるどころか
余計ネガティブ度合いが高まる気がするからだ。



ではどうするかと言うと、
まずはその場から可及的速やかに撤退する。


例えば今回のようにトシと電話をしていて
気分が落ち込みそうになったら、サッサと電話を切る。


私は顔や声にすぐ感情が出るタイプだし、
トシは微妙な声の調子や間で
相手の気持ちに勘づく人。


そのまま話し続けていると、
私が落ち込んでいることがわかり、
トシに余計な心配と負担をかけてしまう。



でも、当然電話を切ってからも、
私の気持ちはモヤモヤしたまま。


前回会ったのは8月の終わりだから、
1ヶ月以上会えないことになるんだ…。


などと、ブルーになり、
つい勢いでトシに気持ちを訴えたLINEを
送りたくなってしまう。



こういうときは、私は一旦パソコンに
勢いに任せたメッセージを書いてみる。


ここでのポイントは、パソコンを使う、ということ。


LINEに下書きしていると、
間違って送信してしまう危険性がある。


携帯のメモ機能でもいいのだが、
書いた文章を一旦寝かせる、という過程が必要で、
この間、目につかないようにしたいので、
私はパソコンを利用している。



書いた文章は半日から一日寝かせ、
少し気持ちが落ち着いたところで読み返してみる。


だいたい、勢いに任せて書いた文章というものは
自分に酔っているので、
後から読むと、あちゃ〜!と思うことが殆ど。


(特に夜中に書いた文章は赤面率99%(笑))


それでもどうしても相手に伝えたいことがあれば
文章を編集した上で出してもいいが、
大抵は「ま、いっか!」と思えるようになっている。



他には、何もかも忘れて没頭できる作業に
手を付けるのもいい。


私の場合、料理がそれにあたる。


初めてチャレンジするメニュー、
細かい作業を要するようなレシピなど、
なるべく手が混んだものが望ましい。


ひたすら細かくみじん切りをしたり
グラム単位まで正確に計量している内に、
ネガティブな感情が
片隅に追いやられていることに気が付く。



また、一番よくないのは家にじっとして
彼のことばかり考えていることなので、
空き時間があったらとにかく家を出る。


ウィンドウショッピングでも、映画でも、
ジョギングでもいい。


ぼーっと考える暇を
自分に与えないようにすることが肝心だ。



ここまでしても気分が上がらなかったら、
最後にダメ押しとして、自分にご褒美をあげる。


欲しかったバッグや靴を買う、
エステやネイルや美容院に行くなど。


自分へのご褒美のネタは尽きることがないから、
手っ取り早くネガティブから脱却するには
これが一番効果的かも(笑)



T:「仕事が忙しくて構ってあげられないと、
申し訳ないなと思う。


そんなときでも、明るく「頑張って!」
と言ってくれると、男としてはすごく救われる。


それに、寂しいのに我慢して
明るく振る舞ってくれる女のことを
この上なく愛おしく思うものなんだ。」


以前トシがそう話してくれたことがある。



だから私は今朝もトシに
「おはよう!
台風が近づいているから、飛ばされないように
お仕事頑張って♪」
と元気なLINEを送るのだ。


ほんのちょっとのネガティブな気持ちなんて、
トシへの愛の大きさに比べたら、
吹けば飛ぶような些細なものなのだから。