かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

身体も心もダイエットしよう!

前回は、「重い女」について書かれた
ウェブサイトの記事を取り上げた。


私が一番印象に残った箇所は、


「重い」とは
『男性が、その女性に
「使おうとしている以上の労力」や
「持とうとしている以上の責任」を
求められていると感じた時に持つストレス』


という部分。


「重い女」というフレーズは巷でよく聞かれるが、
その定義をここまで明確に分析した文章を目にしたのは
私の記憶にある限りでは初めてだ。



この定義のポイントは、
「重い」という感情は相対的なものだ、
というところだと思う。


ある人にとっては「重い」ことが
別の人にとっては全く平気なこともあるだろう。


また、最初は「重い」と感じなかったことが
段々「重く」感じるようになることもある。



これは愛情の有無や量の問題ではなく、
単に「重さ」への耐性という個人差なのだ。


自他ともに認める超ヘビー級に重い女でも、
それが相手に受け入れられる範囲に収まっていれば
なんの問題もない。


それは「重さ」という部分において
二人の相性がたまたま合っている、ということ。



逆に自分の「重さ」が相手の負担となっている場合。


「私のこと愛しているなら、
どんなに重くても耐えてちょうだい!」


と相手に要求するのは間違いであることは明白だ。


前述のようにこれは愛情の問題ではなく
「重さ」への耐性の個人差によるものなのだから。



「重さ」への耐性は、
例えば暑いのが苦手、あるいは寒いのが苦手、
というのと同じだと思う。


暑がりの男性社員が
社内のエアコンを25度以下に設定し、
冷え性の女子社員からブーイングを受ける、
というのはありがちな光景。


この場合、暑がりの男性社員に
「暑くても耐えなさい!」というのも
冷え性の女子社員に
「寒くても我慢しなさい!」というのも
どちらも酷なことだ。



そうは言っても、暑がりの人も冷え性の人も、
同じ室内で一定期間過ごさなくてはならないのも事実。


その場合、設定温度を27度にするとか、
男性社員はクールビズを心がけ、
女性社員は膝掛けを持って来るとか、
お互い歩み寄ったり工夫をしたりするだろう。



「重さ」についても同じ。


自分がもし相手にとって「重い」のなら
どこをどう工夫したらお互い納得できるのか、
対策を考える必要があると思う。


あるいは自分の重みに耐えられるほどの
耐性を持った相手にチェンジする、
というのも究極の選択肢としてアリかもしれない。


逆に、相手がもっと重さを感じさせないパートナーに
心を移したとしても、責められないのだ。



また、「重さ」への耐性は
その人の置かれている状況で変わる可能性がある、
ということにも留意しておかなくてはならない。


私たち女性は、一度してもらったことは
当然その後も続けてしてもらえる、と思いがち。


付き合い始めはメールやLINEがマメだったから、
何度か拗ねて泣いても彼が受け入れてくれたから、
次回も同じようにしてもらえるはず、
というのは奢った考えだ。



トシは私が今まで出会った男性の中でも
ダントツに懐の広い人。


私がちょっとオタオタしたりウジウジしたりしても
「ま、そんなこともあるさ」
と笑って受け流してくれる。


が、仕事の忙しさが最高潮のときだけは、
労力も責任も120%そちらに振り向けられるので
私の入り込む余地は全くない。


そこでもし私が拗ねたりごねたりしたら、
別れへ直結することは火を見るより明らかだ。



自立した大人の女なら、
自分の「重さ」は自分で処理すべき。


自分が彼の
「使おうとしている以上の労力」や
「持とうとしている以上の責任」を
越えて求め過ぎていないか、
常に意識しておくこと。


そして彼のために少しでも美しくなろうと
ダイエットしてスタイルを保つように、
心もスッキリ軽やかにすること。


見た目も内面も
横綱級のヘビーな彼女にならないよう気をつけたい。