かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

嫉妬と羨望

婚外恋愛の様々なブログを読むと、

大きな問題点の一つとして

「配偶者への嫉妬心」

が取り上げられていることが多い。


婚外恋愛のパートナーが

週末や長期休暇を家族と過ごすことで、

「今頃奥さんと仲良くしているかも…」

と疑心暗鬼になったり、

家族の話題をされることで、

「私より奥さんの方が大事なのね‥‥」

と嫉妬心が燃え上がるようだ。



実は私にはこの嫉妬心が

全くと言っていいほどない。


一つには、私自身にも家庭があり、

家族と恋愛は全く別だと思っているから。


夫とは仲は悪くないが、

どちらかというと兄妹みたいな感じ。


子供たちの父親として、

そして生活を共にする家族の一員として、

尊重しているが、

異性としての意識は限りなくゼロだ。


トシも同じだと分かっているので、

嫉妬する理由は微塵も見つからない。



トシの奥様に対して、

毎日トシの顔が見られていいなぁ、

と羨しくは思う。


それは、トシの友達や会社の人に対する

羨望と同じ。


つまりは日常的にトシの周りにいる人全て、

私にとっては単純に

トシとの時間を多く持てることが

羨ましいだけであり、

それ以上でもそれ以下でもない。



そして羨ましくはあるけれど、

立場を変えたいとも思わない。


家族や同僚として

ただ一緒にいる時間が長いより、

心の一番大切な部分を

分かち合えるパートナーでいる方が

私にとってははずっと大切なのだ。



やはり一番大きな理由は、トシの

T:「今までの誰よりかすみは特別だし、

心から愛してる。

かすみはオレの最後の女で、

心の奥さんだよ。」

という言葉を信じているから。


奥様のことはきっと家族として

(私が夫に感じるように)

尊重もしているだろうし義務感もあると思う。



でも、私が心から愛しているのはトシ。


同じように、トシに一番愛されているのは私。


そう信じている、というより、

私にとっては当たり前の事実。


だから、奥様の影に怯えることも、

嫉妬することもないのかもしれない。



T:「お互い今の家族に対して

きちんと責任を果たせたら

その時は、一緒になろう。」


K:「もしかすると、私、

その頃にはボケちゃってるかもよ?」


T:「そしたらオレが介護してやるよ。」


K:「おむつ替えられる度に、

感じて身悶えちゃったらどうしよう?!」


T:「バーカ(笑)!」



他人が聞いたら絵空事に思えるかもしれない、

そんな未来の約束。


一片の疑いもなく信じさせてくれる

トシだからこそ、

何十年か先のことを

こんなにも楽しみに

待つことができるのだろう。