かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

パッチワーク型恋愛とセイフティブランケット型恋愛

ある知り合いの男性と、婚外恋愛について話をした。


その人は、婚外で付き合っている彼女がいるのだけれど、

お相手の家庭の事情でなかなか会うことができず、

寂しい思いをしているらしい。


なので、寂しさを埋めるために、

二番目(ひょっとしたら三番目も?!)の彼女を捜している、

と。



その話を聞いて思い出したのが、

私の友人のA子さん。


彼女も10年近くになる婚外恋愛の彼がいて、

将来は一緒になろう、とお互い誓った仲。


彼女の方は一足早く3年前に離婚を成立させたが、

彼の方はその後もグズグズと離婚を先延ばしにしている。


その煮え切らない態度にA子さんがキレ、

別れる別れないの大ゲンカに発展、

ということを何度か繰り返している。



A子さんがそれでも彼と別れないのは、

もちろん彼のことが心底好きだから、というのが一番だけれど、

他に何人か「ボーイフレンド」がいるから、

というのも大きな理由の一つだと思う。


A子さん曰く、

「そもそも、ひとりの人間に完璧を求めるのは無理。

自分の理想に100%当てはまる人なんて、いないと思う。

だから、この人のここがいい、あの人のそこがいい、

って感じで

パッチワークみたいに色んな人のいいところだけ集めるの。

そしたら、ひとりの人に全てを求めてイライラすることも少なくなるから。」

と。



私はこれを勝手に「パッチワーク型恋愛」と名付けたが、

それがいいとも、悪いとも思わない。


もしかすると心が満たされ平穏に過ごせるのなら、

ひとりの人に依存し切って気も狂わんばかりになるより

ずっとマシかもしれないし。



ただ、もし自分がパッチワーク型恋愛にトライしたら、

と考えてみると、

そもそも感情を隠すことが苦手なので

すぐ顔や態度に表れてしまいそう。


さらにトシは異常に勘が鋭い人だから、

もし私がトシ以外の人と付き合ったりしたら、

すぐバレてしまうに違いない。



それに、私はパッチワークよりどちらかというと

「セイフティブランケット型恋愛」

だと思う。


これも私の勝手な命名だけれど、

スヌーピーに出て来るライナスのように、

同じ毛布(=彼)に安心感を覚え、

たとえぼろぼろになってもいつまでもしがみつくタイプ(笑)


よく言えば、好きになったらとことんその人に一途だし、

悪く言えば、周りを見る余裕がなく、

思い詰めてドツボにハマりやすい、ということ。



恋愛嗜好は人それぞれ。


その人が幸せであること、

そして周囲に迷惑をかけてさえいなければ、

何でもアリだと思う。


世の中で今恋をしている誰もが、

自分のスタンスで幸せでいられますように…♪