かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

一週間早いバレンタインデート

今日は、トシとデートだった。


一昨日、トシとのLINEのトーク画面に
『一週間早いバレンタインデート』
というイベントが突然掲示された。


LINEでイベントカレンダーが
作成できることは知っていたけれど、
実際に見るのは初めて。


トシらしいデートの誘い方に、
思わずクスッと笑ってしまった。



ただ、今週は息子の私立高校受験の週。


今日明日明後日と3日間、
試験会場まで朝送迎しなくてはならない。


いつもなら9時半には会えるのに、
今回は11時の待ち合わせになってしまった。


私たちにしては珍しく(?)
5時間ほどの短時間逢瀬。


それでも会えないよりはずっといい。



T:「息子が受験頑張ってるときに
悪いお母さんだね〜(笑)」


K:「だって…。会いたかったんだもん!」


T:「息子に悪いことしてる、って
罪悪感ある?」


K:「全然ない(笑)
朝4時起きでお弁当も作ったし、
試験会場までちゃんと送迎したし、
母としての勤めはちゃんと果たしたよ。」


T:「いや、私がこんなことしてると
息子が落ちるんじゃないか、
なんて余計な心配するかと思って。」


K:「息子の試験は息子の力次第でしょ。
私が試験中何してるかなんて、関係ないじゃない?」


T:「さすが、かすみ!
そういう風にいい意味で
自分と他の人を分けて考えられるところ、
好きだな。」


と、またまたヘンなところで「好き」をゲット(笑)



今年のバレンタインのチョコは、
私が食べたかったパティスリー・サダハル・アオキのチョコと、
トシが好きなラムレーズンを使ったチョコ。


この2つは、三越のサロンド・ショコラで購入した。


バレンタインシーズンにチョコレート売り場で
どれにしようかとあれこれ物色するのは
女子ならではの楽しみだ。



そしてオマケとして
ベビーチョコとアポロチョコの小袋を5個ずつ。


これは、トシと電話で話しているときに


T:「オレ、本当のことを言うと
チョコで一番好きなのはベビーチョコとアポロ、
それからm&mなんだよね。


高級パティシエのチョコは、
その場は美味しいなと思うけど、
毎日食べたいとは思わない。」


という話を聞いたから。


ちょっとしたサプライズとジョークの意味を込めて
スーパーで小分け用に売っている小袋を
可愛くラッピングして渡した。



T:「うわ〜、これ、最高!
ウケるし、嬉しいよ♪」


ラッピングを開けて
ベビーチョコとアポロがこぼれ出た瞬間、
トシが歓声を上げて大笑いしてくれた。


T:「かすみのこういうセンス、
ホント最高だなぁ!」


作戦、無事成功♪



二人でアオキのチョコを半分こ。


棒状のチョコだったので、
お互い両端から食べる、
というベタな演出で(笑)


チョコがなくなると同時に、触れ合う唇。


同じ甘い味のする舌を絡め合って。


チョコより甘く、濃厚なキスに
身も心も蕩けていく。



いつもより短めの逢瀬だったけれど、
しっかりトシを充電できた。


毎回私の電池が切れる前に
こちらが何も言わなくても
必ず時間を作ってくれるトシには感謝しかない。