彼マニア
トシは移動中の車の中から
電話をかけてきてくれることが多い。
だが昨日は日中事務仕事をしていたようで、
珍しく自宅からの電話だった。
2、3分話したとき、
「ピンポーン」とチャイムの音。
T:「ごめん、誰か来たみたい。
またかけるよ。」
K:「うん、わかった。」
ほんの数分で会話が途切れたのだから
寂しくなっても不思議ではないのに、
なぜかウキウキとした気分が続く。
その理由は、トシの家の
ドアチャイムの音が聞けたから。
私の家のそれとは違うトーン。
トシの自宅は見たことはないけれど、
ドアチャイムが鳴るところを想像してみる。
インターフォンを取って
あの低くて渋い声で
「はい」って答えるのかな。
それからきっと私のように小走りではなく、
悠々と玄関に向かうんだろう。
もし宅急便だったとしたら、
印鑑を押す仕草でさえ、カッコよさそう…。
などと、妄想は留まるところがない。
もしトシの自宅を知っていたら、
インターフォン越しの「はい」を聞きたいがために
ピンポンダッシュしてしまうところだ(笑)
そして寝る前のLINEで。
K:「今日はトシの家のピンポンを聞いて、
トシはこの音を毎日のように聞いてるんだな、
って、ときめいちゃった♪」
T:「かすみは、ヘンな子だなぁ(笑)」
K:「だって私、トシマニアでトシフェチだもん♪」
そう、私はれっきとした彼マニアで彼フェチ。
ついでに言うなら、一番のファンでもある。
彼マニアたるもの、
彼に関することならどんな些細な情報でも
見落としてはならない。
たとえそれがドアチャイムの音だったとしても、
トシが日常的に耳にする音色を聞いた、
というたけで、立派に(?)萌え対象なのだ。
そうして得た情報を時折思い出すだけで
ハッピーになれるのだから
自分でもつくづくお手軽な性格だと思う。
私は今まで、
アイドルや俳優のファンになったことは一度もない。
ジャニーズ系だろうが二枚目俳優だろうが、
カッコいいな、とは思っても
トキメキは全く感じなかった。
そんな私が人生で初めてハマったのが、トシ。
だから一生分のエネルギーを注いで、
トシのマニアでフェチでファンでいよう♪
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