かすみ草の恋

アラフィフの今、出逢ってしまった運命の人。
お互い家庭がありながらも、最後の恋人として大切に愛を育んでいます。

デート収め

昨日は年内最後のデート。


トシは30日まで夜勤があり、
さらに日中も他の仕事が詰まっていて
殆ど不眠不休の状態が続いている。


T:「12月は、会えない可能性が高いと思ってて」
と、前回のデートのときに言われていた。


だが、3週間〜1ヶ月経つと
私の寂しさがピークになると知っているトシ。


T:「きっとかすみは来年までデートお預け、
って言ったら耐えられないだろうから(笑)
できれば年内に会えるよう、頑張ってみるよ」
とも言ってくれていた。



そして
T:「突然だけど、明日なら空けられるかも」
と言われたのが月曜日。


ところがその日は
私がめいっぱい予定を詰め込んでいた。


何とか時間が作れないかと
あれこれシュミレーションしてみたが、
それでもせいぜい3時間空くかどうか。



K:「そんな短い時間で無理して会っても、
よくないよね?」
とお伺いのメッセージを入れてみると、


T:「ごめん、明日はもう仕事入れた」
と素っ気ない一言。


せっかくトシが時間を作ってくれようとしたのに
普段は融通が利く私が逆に
予定を入れてしまっていたなんて。


残念で堪らなかったが、
K:「そっか。でも却って諦めがついたよ。
年明け、トシの時間が空くまで待ってるね♪」
と返事をした。



そうしたらその日の夜再び、
T:「水曜日、空けられそうだよ」
とトシから連絡が。


ホントにホント?!


小躍りしたくなるほど嬉しかったが、
確か電話で
T:「年内は今週の火曜日以外、
昼も夜も仕事が詰まってて身動きが取れない」
って言ってなかったっけ…?


翌朝の電話でそう尋ねてみると、
T:「うん、そうだったんだけど
色々仕事ずらして何とか時間作った」
と。


K:「私のために?」


T:「そう、かすみのために。
恩着せがましくしたくはないけど、
かなり大変だったんだよ(笑)」



トシは冗談っぽく言ったけれど、
年末と月末が重なったこの時期、
トシの忙しさは恐らく
私の想像を越えているはずだ。


きっと火曜日は寝ないで仕事をし、
時間を捻出してくれたのだろう。


会えることと同じくらい、
そのトシの気持ちが嬉しかった。



そして年内最後のデートは、
10時から夕方4時まで6時間のお部屋デート。


6時間中5時間は、
お互いの肌に触れていたと思う。



トシの腕の中で、
何度も何度も高みに押し上げられ。


とりとめもなくおしゃべりして
お互いの体温を感じながら微睡んで。


目が覚めると、どちらからともなく
お互いの身体に手を伸ばし、
再び熱いひとときが始まる。


私たちらしい、
とても満たされたデート納めだった。



次に会えるのはきっと
松の内が終わり、すっかり日常に戻ってから。


デート始めにとびきりの笑顔で会えるよう、
年末年始を頑張って乗り切ろう。